ニュージーランド
産地情報
北半球と南半球で異なるものの、同じような気候・風土を持つニュージーランド。居住人口より羊の数の方がずっと多い自然豊かなニュージーランド。
先住民マオリの伝統文化を尊重している事でも分かるように、多様性を持つ土壌がNZにはある。すべての人を公正に扱う事を最優先する気持ちが、市民のひとりひとりに根付いている。
産地新着情報
- 2023年11月28日お知らせ
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廃棄予定の端材をアップサイクルした国産鉛筆を含め児童養護施設などに寄贈
- 2023年9月20日お知らせ
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「カーボン・クレジット市場」(東京証券取引所)に参加
- 2023年8月29日お知らせ
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第2回 「生物多様性モニタリング」実施のご報告
- 2023年5月31日お知らせ
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農林水産省ホームページ掲載の御案内
取り扱い品目紹介
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ラジアタパイン(Radiata Pine)原木
木材・部材紹介
きっかけになったのは、NZ北島に位置するCNI(Central North Island)と称される場所で起こった火山噴火であった。その噴火後にタウポ(Taupo)湖が形成された。その地では牧草も生えず、農業や畜産業にも適さない為、土地の活用に苦慮していた。そこで持ち上がったのが、土地の特性に比較的支障のない植林事業であった。どのような材種を植林していけばいいのか、数々の樹種が候補として試された。欧州からはカラ松、ポプラ、アメリカより米松、ラジアタパイン。結果として、土壌、気候に最も適応し、さらに生長の早いラジアタパインが採用され、今やそれが植林の95%以上を占めるに至っている。NZにおける持続可能な伐採は、1990年代に始まったので、その歴史は比較的浅い。そしてその頃から、国有林の私有化を進める動きが出始めた。その後、順次計画伐採や植林により森林保護が進められ、天然林については、政府機関によって生態系保護区、科学的保存地区、国林公園として管理されている。ラジアタパインは、世界では最も広い用途を持った木材といわれている。家具や建築材、梱包用材、パルプ、繊維板の原料など。また、原木の伐採量は大まかには年間約3,000万m3。うち約1,000万m3が国内市場向けで約2,000万m3が輸出に回されている。仕向け先は中国が圧倒的で、日本の輸入数量の50倍以上にも 及ぶ。