弊社国産材への取り組み

豆知識

1. J-クレジット制度

環境への取り組みを「価値」に変える国の認証制度です。

  • J-クレジットとは? 省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入によるCO2の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2の吸収量を、国が公式に「クレジット」として認証する制度です。
  • 弊社は、CO2を長期にわたり固定する木材の利用が、この制度の根幹をなす活動だと考えています。お客様が建築に木材を採用することで、間接的にCO2の固定に貢献し、企業のCSRやSDGsの取り組みとして対外的にアピールできるようサポートいたします。

2. 北海道ウッド (HOKKAIDO WOOD)

厳しい環境で育まれた、北海道生まれの高品質ブランド材です。

  • 北海道ウッドとは? 北海道の豊かな森林で育ち、道内で加工・生産された木材製品の統一ブランドです。寒冷な気候下でゆっくりと成長するため、年輪が密で強度が高く、美しい木目が特徴とされています。
  •  弊社は、その優れた強度と耐久性を生かし、構造材から内装材まで幅広い製品ラインナップでご提供します。高品質な道産木材を採用することで、長期にわたって安心できる快適な住環境や建築を実現します。

3. 多摩産材

東京の森を守り育てる、地産地消の木材です。

  • 多摩産材とは? 東京都の多摩地域で計画的に育てられ、認証を受けたスギやヒノキなどの木材です。都市部に近い場所で生産されるため、輸送に伴うCO2排出量が少なく、環境負荷の低減に貢献します。
  •  弊社は、多摩産材の利用を通じて、地域の森林保全と林業の活性化を支援しています。地域材を使うことは、**「東京の森を未来へつなぐ」**というメッセージとなり、お客様のプロジェクトにストーリーと付加価値を与えます。

4. みなとモデル (みなとモデル二酸化炭素固定認証制度)

都市と林産地を結びつける、先進的な温暖化対策モデルです。

  • みなとモデルとは? 東京都港区が推進する、都市部の建築物での国産材の利用促進制度です。建築に国産材を使うことでCO2を固定し、その収益を港区と協定を結んだ林産地に還元。地方の森林整備(CO2吸収)を支援する仕組みです。
  • このモデルは、**「木材を使うことが地方の森を守ることにつながる」**という明確なSDGsアクションを示します。特に港区内でのプロジェクトや、環境貢献を重視されるお客様に対し、弊社はこの認証制度を活用した木材調達をご提案いたします。

5. ナラ枯れ (ブナ科樹木萎凋病)

日本の里山林が直面する、深刻な森林病害です。

  • ナラ枯れとは? ナラやカシなどのブナ科の樹木を枯らす病気で、「カシノナガキクイムシ」が媒介するナラ菌によって引き起こされます。全国的に被害が広がり、森林資源の減少だけでなく、生物多様性や水源涵養機能の低下が懸念されています。
  • ナラ枯れは、被害木の早期伐採と有効利用が対策の一つとされています。弊社は、ナラ枯れ被害木であっても、適切に処理・乾燥された木材を、建材や家具材として活用する道を模索・提供することで、森林の健全な循環と資源の有効活用に貢献してまいります。